第5回:コンセプト・構造化シナリオ法
みなさんこんにちは。TAの岩井です。
最近、昼は暑く朝夜は涼しいため体調が崩しやすくなると感じてきました。
体調を崩さないようように体調管理をしましょう。
さて、今回の講義内容は以下になります。
【授業内容】
①次回のコンセプト発表についての説明
②9コマシナリオをグループ内で共有・評価・改善(作業)
③コンセプトの重要さについての学び(講義)
④キーイメージ・リードコピー・デザインコンセプトを考える(作業)
⑤構造化シナリオ法についての学び(講義)
⑥タスク展開シートについての学び(講義)
①次回のコンセプト発表についての説明
発表者はグループの代表者だけですが、資料提出は全員なので注意してください。
提出物の詳細についてはこの記事の下の方にある【次回までの課題】を見てください。
②9コマシナリオをグループ内で共有・評価・改善(作業)
前回の課題でやってきた9コマシナリオをグループ内で共有する。
発表者以外の人は発表者のシナリオ見て、(ネガティブな)ツッコミを入れる。
例:それって操作しながらじゃできないんじゃない?
そのツッコミに対して、いい意味で裏切るアイデアを考えて改善につなげる。
③コンセプトの重要さについての学び(講義)
階層ごとにコンセプトがあり、各層のコンセプトを考えることが重要になっている。
層の一番下から一番上の層まで一貫しているので、ちゃんと考えることが大事。
コンセプトの言葉として望ましいものは
・覚えやすい
簡単に覚えられ、いつでもどこでも思い出出せること。
・伝わりやすい
人々の間で流通しやすいこと。
・変わらない
数多くのコミュニケーションを通しても、形が変わらないこと。
これらの3つを意識してコンセプトを立ててみてください。
④キーイメージ・リードコピー・デザインコンセプトを考える(作業)
キーイメージ・リードコピー・デザインコンセプトを考える。
書き方のポイントとしては2つです。
・リードコピーはユーザーが魅力を感じるポイントを一言で表現する
・体験を構成する要素ごとに考えると良い
この2つを意識して考えてみましょう。
⑤構造化シナリオ法についての学び(講義)
サービス体験を具体的なシナリオにして、コンセプトを徐々に詳細化して
バリュー・アクティビティ・インタラクションに分類されており、ビジョンから具体化していく。
3つのシナリオ毎に書かない項目が定義されているのは、アイデアを考える際に先入観などの心理的要因により思考が制約されてしまうことを考慮し、書かない項目が決まっている。
デザインをする際に人間の心理(先入観など)が入ってしまい思考が制約を受けやすいため3つのシナリオに分類し、シナリオ毎に書かないことが決まっている。
⑥タスク展開シートについての学び(講義)
9コマシナリオを参考にユーザーの行為ゴール・サービスの利用目的ゴール・ユーザーのタスクを書いていく。
そうすることによって、UIをデザインする際の必要なタスクを一通りピックアップでき、必要なタスク同士の関係性を考えるのが容易になります。
今後の授業で行うストーリーボードの作成の際に必要になるので時間に余裕がある方は挑戦してみてください。
【次回までの課題】
コンセプト発表の資料を提出する
資料内容は以下のものを含んだ資料を作成してください。
・テーマ
・ユーザー調査の実施概要(誰に、どんな調査方法で、どんなことに着目したか)
・ユーザー調査の分析結果(上位関係分析or行動変数などの結果)
・ペルソナ・シナリオ
・デザインコンセプト
・シーンスケッチ・9コマシナリオ
提出場所:授業支援システム
提出期限:情報デザイン論履修者10時・情報デザイン演習のみ履修者12時
授業の履修状況にによって提出期限が異なるので注意してください。
【授業風景】
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